宮古島のダブルアーチ
マレア宮古島
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宮古島ダイビングポイントは初心者でも潜れる?三大地形ポイントは?

宮古島の海は透明度が高く、ダイビングポイントのバリエーションが豊富なことが特徴のひとつです。

その中でも代名詞とされるのが、アーチ・ケーブ・ホールなど多種多様な形状から構成される地形ポイントです。その宮古島独特の水中風景を求めて、日本中から多くのダイバーが訪れます。

もちろんスキューバダイビングが未経験者の方でも、浅い場所で体験ダイビングを通じて楽しめます。また、ダイビングライセンスを取得したばかりで経験がほとんどないダイバーでも、ガイドインストラクターが案内するコースや遊び方をアレンジしていきますので、透明度の高い宮古島の海を楽しめます!

ただし、宮古島の地形ポイントの見所は深度15m以上であることが多く、PADIではダイバーのレベルごとに潜水可能な深度が決められているため、メインの見所に行けないことがあるのも事実なんです。

つまりはレベルをあげることで選択肢が増えて、宮古島でのダイビングが更に楽しみが広がるともいえます!

宮古島の地形ポイントを存分に堪能するためには、水深12mが制限の体験ダイビングよりも、水深18mまで潜水可能となる『PADIオープンウォーターダイバー』以上のライセンスを取得されることをおすすめします。

初心者でも楽しめる宮古島のダイビングポイント3選

バリエーション豊富な宮古島のダイビングポイントの中でも、特に初心者が楽しめる場所をご紹介していきます。

来間ビーチ

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宮古島から来間大橋を渡ってすぐの場所にあるビーチダイビングポイントです。囲まれた湾の中にあるので天候による影響が少なく、最大深度も10mを超えることはないので体験ダイビングを含めた全てのレベルの方にお楽しみいただけます。Cカードをお持ちの方は、到着日のチェックダイブやリフレッシュダイブ、サンゴの産卵を観察するナイトダイビングで潜る場所としても人気があります。

白い砂地にサンゴが点在していて、デバスズメダイやハナミノカサゴ、ウミウシやエビカニ類を始め様々な生物が生息しています。初心者でも存分に沖縄らしい水中風景を楽しめ、プロダイバーを熱中させるほど珍しいマクロ生物と出会えるポイントとしても知られています。

伊良部島のWアーチ

宮古島のダブルアーチ

宮古島からボートで30分ほどの伊良部島にあるダイビングポイントです。ダブルアーチは春から夏にかけて南風の時期に潜ることが多い、最大深度18m程度のポイントです。

名前の通り、2本のアーチ型の地形の下で水中撮影が楽しめます。海底からアーチを見上げるとハートの形に見えて、その中にダイバーが入ると凄く素敵な絵になるんです。水中カメラを持っているダイバーにとっては絶好の映えスポット。2本のアーチをつなぐように短い洞窟もあり、中ではイセエビやハタンポが見れ、初心者でも本格的な地形探検を楽しめます。

下地島の中の島チャネル

中の島チャネルは迷路のような地形に光のカーテン

宮古島からボートで30分ほどで着く下地島にある初心者向けのダイビングポイントです。秋から春くらいまでの北風の時期に潜ることが多く、最大深度18m以内で楽しめるポイントです。

チャネルとは水路のことで、サンゴ礁の亀裂でできたクレバスが浅瀬から沖に向かって幾筋も通っていて、迷路のようになっている地形を回遊していきます。

晴れていると水中にユラユラと光のカーテンが出現して幻想的な風景を楽しめます。海底には多くのゴロタ石があり、ひっくり返してみると珍しい魚の幼魚やエビカニなどの甲殻類を発見できることもあります。

魔王の宮殿は初心者でも潜れるの?

宮古島の魔王の宮殿

宮古島近隣の地形ポイントでも圧倒的な人気を誇るのが『魔王の宮殿』です。その名前だけでも冒険心をくすぐられますよね。ここは下地島にあるボートダイビングポイントで、8月から4月にかけての北東から東風の日に行けることが多いです。

最大深度は約25mで、3つの入り口がある暗いホールがリーフの下に形成されています。水中ライトを持って『エントランス』といわれるホールから宮殿内に入り真っ暗な通路を泳いでいくと『メインホール』にたどり着きます。

太陽の角度や雲の動きなどのタイミングがよければ、天井部分からまばゆい光がレーザービームのように差しこみます。その自然が生み出す青いレーザーアートの美しさは圧巻で、水中にいることを忘れて吸い込まれるように魅入ってしまうのです。

メインのホールに行くためには深度18mよりも深く潜る必要があるので、減圧不要限界(ノンストップ・リミット)の深い知識や対処法が求められます。

通り池は初心者でも潜れるの?

三大ポイントの通り池

魔王の宮殿と共に宮古島を代表する名所のひとつ『通り池』は、北東の風や東風の穏やかな日に行ける可能性があるダイビングポイントです。

ここでは島沿いの崖がそのまま水中のドロップオフになっており、ダイバーは巨大なアーチでできた海中洞窟を通り、下地島の陸地にある大きな池に浮上することができます。国の天然記念物にもなっているこの池には、いくつかの伝承や伝説があります。その内容は、潜れた時に実際に現地でインストラクターに聞いてみてください。

見どころにもなっている巨大な海中洞窟は、天井が水深約20mで水底は水深約45mもあるため、完璧な中性浮力を維持しながらトンネルの中層を進んでいくスキルが求められます。

天井沿いに生息する魚や甲殻類の観察を楽しみながら、海水と池の淡水が混じり合う場所まで進むと、ケモクラインという現象が起きていて水が緑や黄色に見えたり、水温差で起きるサーモクラインという現象によってガムシロップを入れたかのように水中がユラユラと歪んで見えるのも面白いですよ。

次に、ゆっくりと浮力を調整しながら池に浮上して、ダイバーにしか見れない独特な島内観光スポットの景色を堪能できます。天気が悪くなければ、陸上の観光客と出会うことができるでしょう。

帰りには大きな洞窟の入口が一面ブルーに抜けて見えて、ダイナミックで幻想的な景色にきっと感動するはずです。

このポイントもトンネル内に入る為には深度18mより深く潜ることになるので『PADIアドヴァンスド・オープン・ウォーターダイバー』の取得が必要です。

また、中性浮力を維持しながらトンネル内の中層を進んでいくことになるので、中性浮力の維持に不安がある方は中性浮力スキルの向上に特化した『ピーク・パフォーマンス・ボイヤンシー・スペシャルティ・コース』を受講されて自信をつけてからチャレンジされることをオススメします。

まとめ

宮古島の海はバリエーションが豊富で、初心者でも潜れる場所がいくつかあります。来間島のビーチ、伊良部島のWアーチ、下地島の中の島チャネルは初心者ダイバーにおすすめのダイビングポイントです。

魔王の宮殿や通り池といった有名ポイントは水深18mを超える深い場所にメインスポットがあるため、PADIアドヴァンスド・オープン・ウォーターダイバー以上のCカードを取得してからチャレンジしましょう。

 

マレア宮古島店では、宮古島の地形ダイビングスポットをすべて潜るために必要なアドバンスド・オープンウォーターダイバーのCカードを、ファンダイビングを楽しみながら2日間で取得するコースを通年で開催可能です。また、中性浮力を極めるためのPPBスペシャルティコースを、宮古島の海を楽しみながら開催することができます。

夏場の繁忙期はご予約枠に限りがありますので、スキルアップをご検討中の方は、お早めに申し込みください。

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